【実録緊急24時】深夜の盛り場ゴールデン街に潜入!必殺警備隊『命に換えても街はオレたちが守る!

2020/05/13我輩は酒場牧師である

吾輩は酒場牧師である。前科はまだない。というわけで前回なんとかカンパラ中央警察署の留置場から無事出獄した吾輩であるが、ここから後のことはまた次回にまわして、本日は!「実録緊急24時!深夜の盛り場ゴールデン街に潜入!必殺警備隊『命に換えても街はオレたちが守る!』」の巻をお送りします。

「実録緊急24時!深夜の盛り場ゴールデン街に潜入!必殺警備隊『命に換えても街はオレたちが守る!

もうお分かりだろうが、吾輩は必殺警備隊牧師である。命に換えたことはまだない。吾輩の教会があり、そして酒場牧師として宣教のために店に立ってきた「牧師バー!」が位置する新宿歌舞伎町1丁目のゴールデン街。緊急事態宣言と営業自粛要請によって灯火は途絶え、今は死の街と化してしまったという噂である。

こういう事態になると心配なのは泥棒と放火である。実際チンケな事件であるがコソ泥被害も出ている。愛するゴールデン街を荒らすヤツらはゆるせねえ!とたった一人で巨悪に立ち向かうべく雄々しく立ち上がったのが誰あろう、必殺警備隊牧師、すなわち吾輩である。

というわけで、警備隊結成に至る事情には若干の異なる見方もあると思うが、細かいことは省略して、ゴールデンウィークも終盤近い5月5日と6日の2日間、吾輩は、「愛するゴールデン街のためならこの命惜しくはあらじ」と決死の覚悟で戦場の荒武者姿も勇ましく、都バス池86路線のバスに勇躍乗り込んでゴールデン街に向かったのである。

装備は万全、鎧カブトはもちろんのこと、腰には357マグナム、フトコロにはトカレフ、背中にはウジーのサブマシンガンを背負って深夜の街に出た。ただ、吾輩の警備姿を見かけた人の証言によれば、ハッピ姿に電池でピカピカ光る工事現場の赤いプラ棒ライトを持っていた、というようなヘタレぶりだが何かの見間違いであろう。

吾輩はヘタレ牧師である。ケンカに勝ったことはまだない。

つい先日、日本でラグビーのワールドカップが行われていた時のゴールデン街の喧騒、本当に道を歩くのも困難なほどの人出で、あちこちで怒号渦巻き酔っぱらいが暴れて(ほぼ外人)大変だったのがウソのような静けさ、暗さである。ちょとコワイある。やぱヘタレある。

それでも勇気を振り絞って、なにか異常はないか、怪しい人影はないか、と見回りを続ける。

見回りも終盤近くになって異変は突然起こった。吉本興業本社にほど近いとあるビル。静まりかえった真っ暗なそのビルに入り、1階から2階、そして、2階から3階へと階段を登り始めた時なにか違和感を感じた。おかしい。。。いつもと何かが違う。

吾輩は緊張で全身を鋼のようにして音を立てずにフトコロのマグナムを手にした。先ほどはマグナムは腰に装着していたことになっていたぞ、などという難癖をつけるのはやめてほしい。

近づくと違和感の正体がわかって吾輩は息をのんだ。ドアが開いているのだ!誰もいないはずのこのビルの3階にあるバーの真っ赤なドア、それがいっぱいに開いている!この店のオーナーは知り合いである。彼が今日ゴールデン街に絶対に来ていないことを吾輩は知っていたのだ。しかも店の中は電気がついていない。真っ暗である。しかし誰かいる!

ヤバい!これがいわゆる一つの泥棒というやつか!?

吾輩はマグナムはカンベンしてやって、工事現場の赤プラライトをくるくるまわしながら「だれかいますかあっ?」と叫び真っ暗な店内に躍り込んだ。その瞬間悲鳴が聞こえた!

「きゃあぁぁぁぁぁっ!」

こりゃあ本格的にやべえ!と思うと同時に、その悲鳴がどこかで聞いたことのある声に思えた。

吾輩は脅しつけるような声音でこう詰問した。「あ、あのう、すんまへん、見回りなんすけど」

「えっ?い、いえ、あの、わたしはこの店のスタッフの●●子なんですけど。。。」
「ええっ!?●●子さん!?ぼ、ぼく、じゃなかった、吾輩は●●夫です」
「ええ〜〜っ!●●夫さん?わたし、忘れ物取りに来たところだったんですうっ」
「なあんだ、そうだったのかあ」
「そうだったのよお」

ってなわけで、意見落着、大岡裁き。

で、この夜の警備は何事もなく終わるな、と思った時、油断大敵、災は忘れた頃にやってくるの喩えの如く今度はモノホンの事件が起きちゃったんですう。最後の見回りを始めた時、ゴールデン街のはずれに近いある路地の方でただならぬ物音と怒号が聞こえるではないか!

吾輩は一難去ってまた一難牧師である。無事にすんだことはまだない。

駆けつけてみると揉み合う2〜3人の人影が!というより一人が取り押さえられている感じである。吾輩は今度はモノホン、腰のウジーサブマシンガンを、、、(もう言わないから難癖つけないでね)

取り押さえられていた男はひと気のない店のドアをひっぺがすという荒技で店内に侵入し、金が見つからないのでジャックダニエル(ウイスキーの名です)1本を盗んで逃げようとしたところを、近くの店のオーナーが物音を聞いて駆けつけて取り押さえた、というわけである。犯人は酔っ払った外人であった。それにしてもジャック1本とは。。。とほほ、である。
こうしてゴールデンウィークのゴールデン街の夜は劫々と更けていったのである。 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

吾輩はとほほ牧師である。偉業はまだない。

中村 透(牧師バー店主/主任牧師@酒場で教会)


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2020/05/13我輩は酒場牧師である

Posted by NCM2 CHOIR