日本屈指の大歓楽街新宿歌舞伎町はゴールデン街の牧師

2020/02/21我輩は酒場牧師である

吾輩は日本屈指の大歓楽街新宿歌舞伎町はゴールデン街で牧師をしちょります。

そのゴールデン街の片隅を借りて自前の小さな教会をやっているわけなんだけど、固定メンバーの他にもいろんな人がやって来ていろんな異なる考えや信仰を持っているけど同じ神を礼拝するというのがおもしろいところだね。

で、教会の他には「牧師バー!」というのをやっている、というのは前回も少し触れたけど、毎回「説法タ〜イム!」という時間があるわけ。はじめのうちは、「今日はこういうメッセージをしよう」って準備したりしてたの。

客層というか、その時その時であまりに集まる人のタイプが違うので、せっかく準備した話がまるでその日のお客さんにそぐわない、なんてことがよくあって、今は顔を見てから話の内容を考えるようになった。

お祈りに対する素朴な疑問

「説法タ〜イム!」が終わると質問が飛び出してくる、なんてこともよくある。それがまた予想もできないような質問もあるわけ。

ずいぶん前のことだけどある時お祈りのことを話したんだよね。そうしたら今でも忘れられない驚くべき質問が来た。

そのお客さんはこう言った。「クリスチャンてどういう時に祈るんですか?食事の前に祈ったりするでしょ?」

我輩「そうですね」

客「じゃあ、クリスチャンはセックスする前にも祈るんですか?」

我輩「うっ!!!・・・・・・」 (絶句)

その時に我輩がなんと答えたかはともかく、その質問には感心しそして唸らせられた。確かにある意味で核心を突いた見事な質問だったね。

すごく考えさせられた。そしてすごく興味を惹かれたのでいろんな人に聞いてみた。本やネットで調べてみたりもしたよ。興味深かったのをいくつか挙げてみるね。

<ある非常に真面目で真摯なクリスチャン>
「彼女ができて結婚を決意してからも私達は純潔を守っていました。結婚して初めて結ばれる前、二人で祈りました」
<それほど真面目でないクリスチャン>
「そんなの、お祈りなんかするわけねえじゃん!第一めっちゃ興奮してんだからそんな余裕ないって!」
<クリスチャンではない友人(シロートでもない女性)>
「へ〜っ!クリスチャンってそんな時にお祈りすんの!?あ、でもね、前にある宗教関係の人とエッチした時その人ずーっと、念仏っていうの・・?そんなのブツブツ言ってたよ。あたしおかしくって吹き出しそうになるの必死でこらえてた」

まあ、他にも色々なご意見がありまして勉強になりました。

その中でもセックスに関して外国のある牧師が書いていたことばが非常に印象的だった。彼はこう書いていた。

「わたしが最も強く自分の罪深さを感じるのは妻を抱く時だ」

この言葉に秘められた彼の真意はわからないし、「いや、妻との性行為は神に定められた聖なるものであってそこに罪を感じるのはおかしい」などと眦釣り上げて正論で責め立てることは簡単かもしれないが、我輩はそんな気になれなかった。

クリスチャンにとって祈りは神との親しい会話のようなものと言われる。

昔、「前略 おふくろ様」っていう倉本聰氏作のドラマがあったの知ってる?板前見習いのサブを演ずる主役のショーケンがなんかあるたびに「前略 おふくろ様、やばいです!」みたいな感じでつぶやくんだよ。

あんな風に、「前略 神さま」っていつもつぶやいたり叫んだりしてもいいんじゃないかね?それがセックスの前だとしてもね。

我輩は酒場牧師である。セックス体験はまだない。(想像に任せる)

中村 透(牧師バー店主/主任牧師@酒場で教会)


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2020/02/21我輩は酒場牧師である

Posted by NCM2 CHOIR