久しぶりにイスラエル出身の旧友、イキー・レビーと再会しました。
イキーは僕の仕事仲間で、ドラマー/プロデューサー、レビ族の末裔であり、故郷イスラエルではセレブレティー(著名人)。その昔、彼と訪日した時に、東京や京都に住むイスラエル人にたくさん声をかけられていた事を思い出します。
レビ族の末裔なのに、厳格なユダヤ教徒と言うわけでもなく、コロナ前は異邦人の僕をいつも暖かくシャバットのディナーに誘ってくれました。
イキーとの出会いは彼がアメリカに移住した1991年の湾岸戦争の年でした。イラクからのスカッドミサイル攻撃でテルアビブのイキーの自宅が全焼。幸いにもイキーと彼の家族はオフラ・ハザー(世界的な人気を得たイスラエルの女性歌手)のヨーロッパ・ツアー中でパリに滞在していたので難を逃れました。
ミサイル攻撃で家を失ったイキーは、トーマス・ドルビー、ドン・ウォズなどアメリカの大物音楽プロデューサーの支援によりアメリカに移住、音楽活動の拠点をここロサンゼルスに移しました。
ドン・ウォズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%82%BA
その当時、日本のレコード会社のLA支局に勤務していた僕は制作現場でイキーと知り合い、以来様々なプロジェクトに参加してもらっています。
旧友との一年ぶりの再会の話題はイスラエル情勢でした。「世界の大半は反イスラエル。公平中立なメディアが成立しない今、歪曲された報道が蔓延している・・」と、イキーは言います。
イキーから伺い知った現在のイスラエルの状況はあえて書きませんが、只々、切にエルサレムの平和のために祈ります。
下はイキーと奥さんのタマラさんが友情参加してくれたNCM2 CHOIRの「黄金のエルサレム」です。イキーはこの楽曲の作者、ナオミ・シェメル氏とも親交がありました。
NCM2隊長


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