路地行けば桜大樹の散歩道

習志野の姪の家を出ると、桜並木が続いています。兄がまだ元気だったころ、可愛い姪の男の子といっしょに、手を取り合って散歩したのを思い出します。サンディエゴへ帰ってからも、その時のことや桜の美しさは、目の裏に、いや心のうちに、閉じ込め、春が来るとその引き出しから引っ張り出して楽しんでいます。

きさらぎ俳句会の4月号です。ご笑納くださいませ。

とし子

遺句集に叔母の面影花の雲

祈られて病床洗礼イースターデー

波被り蛤を突く手応えに

杖ついて一休みせば風光る

路地行けば桜大樹の散歩道

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