今日までまもられ | NCM2 CHOIR

北米日系人の歴史とともに歌い継がれてきた聖歌や賛美歌を収録。フロントカバーの写真(上)は、彫刻家で僕のメンターであった、故辰井国雄氏と奥様の1936年に撮影された記念写真。奥様の位紀子さんは写真花嫁(ピクチャーブライド)だった。

辰井御夫妻は僕が貧乏学生の頃に、毎月お米を届けてくれた。そのご厚意は、音楽でメシが食えるようになった後も続いた。米が苦労せず買えるになってからも、その気持ちが有り難くて、お断りする事が出来なかった。

NCM2は、僕がミチコ・ヒルと22年前に始めたクワイヤ。当時は4人だったが、現在は13人のクワイヤになった。このアルバムは、NCM2の3作目。

太平洋戦争終結後、強制収用所から解放されたパイオニアたちは、土地や家屋など、戦前に所有していたあらゆる財産を全て没収されたままでした。敗戦国に対する風当たりが厳しい中で、日系人は野宿をしながら差別と闘い、茨の道を切り開いていったのです。戦後10年が経ち、日系人の忍耐と、勤勉努力する姿勢が巷で高く評価されるようになり、踏みつけても踏みつけても、天空へと向かって伸びようとする竹のような力強さから、バンブー・ピープルと呼ばれて称賛されました。(新井雅之氏(詩人)のライナーノーツより抜粋)

僕は辰井御夫妻をはじめとする教会の一世の方々から、踏みつけられても踏みつけられても、天空へと向かって伸びようとする竹のような力強さで生きる知恵を学んだ。このアルバムを、バンブー・ピープル(日系移民)の皆様にお捧げしたい。(隊長)