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天国の待合室では金銭的な格差よりも、孤独の格差が問題

健康寿命と貧困高齢者

完全に”詰んだ”「貧困高齢者」が爆増する(PresidentT Online)」 てな、老後の不安を掻き立てるような、余計なお世話な記事がありました。・・・

母国日本の厚生労働省「平成25年簡易生命表における平均寿命」によると、65才で退職した後の元気な期間は男性6年、女性9年しかない・・とのことで、(ここ南カリフォルニアの)僕の周りの高齢者に比べて、健康寿命があまりに短かすぎると感じました。

それなりの退職金や貯蓄があり、年金が支給されていてる人でも、健康寿命の保証はされないのが世の常。

ここアメリカ合衆国では寝たきりで高齢者施設に入った場合の月々の医療・生活費は8千ドル(80万円以上)かかります。 仮に50万ドル(5,579.7344万円)の資産があったとしても、5年と数ヶ月で底が尽き、上の「貧困高齢者」の仲間入りをしてしまいます。

ですから、中途半端な資産を維持するよりも、生前贈与で子どもに遺産分けをして、自ら資産2500ドル以下の”自発的”な貧困高齢者になり、国のお世話になることを選択する人が多いのが、この国の後期高齢者の現実でもあります。

自分の時間を増やすこと、その「自分の時間」を人のために使うことの幸せ・・

人は自分の時間を増やすことで「時間を買う」と幸福になれる…。 自分が歳をとればとるほど、増やしたその「自分の時間」を人のために使うと、もっと幸せになれるような気がしています。

5年前からNCM2のミチ子(Michiko Hill)が主宰している、平均年齢75才の後期シニアで編成されている“Amen Choir”に参加しています。メンバーは30名余り、自分は2番目の若造です。最高齢者の先輩は94才で、この方は87才の時に再婚された強者(?)です。

毎週木曜日の夜にチャーチでリハーサル。アメリカの高齢者のハイテク度はたいしたもので、“Amen Choir”のメンバー間の連絡網はすべてEメールとSNS。春と秋のシーズンは毎週末に病院、高齢者ホーム、アルコール・ドラッグ・リハビリ施設、ホームレス・シェルターなどの慰問をしゴスペルを歌います。

以前当ブログにも書きましたが、男性メンバーの大半はウィルチェアーや歩行器が必要な方ばかりです。なので、慰問先の病院(諸施設)では、誰が入居者で、誰がボランティアだか、区別がつきません。でも、皆さんの顔は本当に輝いておられます。

天国の待合室では、金銭的な格差よりも、孤独の格差が問題

それだから、あなたがたに言っておく。何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。 空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。 あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか。 新約聖書 マタイによる福音書6:25~27

上のイエス・キリスト様のお言葉を信じて、「自分の時間」を人のために使うことを実践している”Amen Choir”の高齢者の先輩方の日々の生活は、健康長寿と密接に関係していると確信します。

最後に余談ですが、慰問先の入居経費が一ヶ月に5千ドル以上のラグジュアリーな高齢者引退者ホームは、あの独特な匂いもなく、高級ホテルのようで、何不自由のない快適なところですが、慰問に行くたびに思うことは、親族や友人などの訪問者がとても少なく、寂しい感じがいたします。

対照的なのが、設備もイマイチ、匂いも気になるかな・・? って感じの高齢者引退者ホームには、いつも面会の家族や親戚で、それはとてもにぎやかで楽しそうです。

天国の待合室にたどり着いた時に、人は金銭的な格差よりも、孤独の格差が問題になるような気がいたします。

NCM2隊長
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