古風な日本女性〜吉田リリーさん

主を思う・・

<控え目な、リリーさん>


この写真は、北米ホーリネス教団の夏季修養会での写真です。懐かしい𠮷田リリーさんの姿が見えます。彼女のご主人は、「実直」という言葉を人間にしたようなお方でした。お二方ともにいつも笑みをたたえて、大騒ぎしている人たちの後ろに控えているという方たちでした。

りりーさんたちは、なかなか子供が与えられなかった私たちのためにお祈りしてくださり、毎年のクリスマスカードには、いつも与えられたその長女のことを訊いてくださいました。

<りりーさんがアメリカに来るようになった時の話>


りりーさんのことは、何も聞いていませんでしたが、一度だけ、教会の礼拝堂でリリーさんがどのようにしてアメリカに来るようになったかお話しされた時がありましたが、その話が忘れられません。

リリーさんは5,6人兄弟の家族の4人目(?)だったでしょうか。上にも下にも兄弟姉妹がいたのですが、ある時、母親から“あなたがアメリカにいくことになった”と伝えられたのです。それは、父親の意向でした。その頃の父親のことですから、母親にも詳しい話はされなく、父親の決定が告げられたのでしょう。

リリーさんは、それ以来“自分はどうして父親に嫌われたのだろうか”と悲しい思いをしていたというのです。そして、その父親が病気になり、日本を訪ねた折りに、父親は決して自分を嫌ったのではない、自分のことをずーつと心配していたのだということがわかって嬉しかったと話してくださいました。

その彼女の話には、どうして、娘をアメリカに送ったのかとか、どうしてりりーさんじゃなければならなかったのかという事情はなにもないのです。ただただ、父親に嫌われたのではなかったという安堵と感謝がただよう話しぶりでした。

私は、ここに昔の日本女性の姿を見るのです。父親が、リリーさんをアメリカにやるので、その準備をしなさい、と母親に告げると、母親は、“はい、わかりました”と答える。“どうして?”とか訊かない。そして、母親は、リリーさんに“あなたは、アメリカに行くことになりました”と告げたというわけです。

そして、リリーさんは、何十年も“どうして、父が私を嫌ったんだろうか”と思い続けていたんですね。

昔の日本の女性は、与えられた状況をそのまま受け入れて、その中で、自分の幸せを育んでいくということをしてきたのですが、りりーさんはそれを神さまの摂理として受け取っていた。(摂理=神さまが自分に最も良い人生を与えていてくださっているという信仰です。)そして、心残りだった「どうして父は私を嫌ったのか」という疑問もなくなり、自分の人生は complete したということでした。

私は、天国で会いたい人が沢山います。その時は、みんなで手をとりあって喜ぶことでしょう。りりーさんご夫妻は、多分、後ろの方で、ことがおさまるのをじっと待っておられる。そういうご夫妻に会うのが待ち遠しいです。

ロバート・イー


にほんブログ村 音楽ブログ ゴスペルへ
にほんブログ村



にほんブログ村 ライフスタイルブログ アメリカンライフスタイルへ
アメリカンライフスタイル・ブログランキングに参加しています。よろしければ応援クリックをお願いします。

主を思う・・

Posted by NCM2 CHOIR