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晩年の母が暮らした足立区の「孤独の格差」

一昨日、母の遺骨とともにロスの自宅に戻りました。

母はうちの息子が大学を卒業後、25年間暮らしたアメリカを離れ、老後は東京亀有で一人暮らしをしていました。

母が最期を迎えたアパートは築8年の比較的新しい東京都営アパートで、高齢者に優しいバリアフリーなワンルームでした。

ボタンを2回押すだけでお風呂が沸かせ「お風呂に入れます!」と音声で知らせてくれたり、屋上にはソーラパネルがあるので、停電はしない・・・とか、ハイテクで快適な住いでした。

乳酸飲料の大手、ヤクルトさんと足立区の提供による母のようにひとり暮らしの高齢者宅に乳酸菌飲料(ヤクルト)を毎日配達することによって、安否の確認を行う「おはよう訪問事業」があり、高齢者の孤独感の緩和に役立てることを目的とした尊いお働きの恩恵を受けていました。(乳酸菌飲料(ヤクルト)の経費は社会福祉協議会様が負担されていたようです)

ヤクルトは月曜日から金曜日までの毎日の訪問で届けられ(土・日・祝日、年末年始、夏季休業期間の訪問はありません)。直接、高齢者に乳酸菌飲料(ヤクルト)を手渡して、安否確認を行われます。

配達員さんによる利用者への手渡しが原則ですが、不在のため手渡しできない時は郵便ポスト等あらかじめ決めた場所にヤクルトを置いておきます。そして、配達員さんが利用者宅を訪問した時、前日の乳酸菌飲料が残っていますと、アパートの自治会長さんへの安否確認の依頼が入るシステムになっていました。

この「ヤクルト・おはよう訪問事業」の事を伺い知り、これまでお世話になった訪問配達員の皆様と足立区・社会福祉協議会様への感謝の気持ちで一杯です。皆様、本当にありがとうございました。

母が亡くなってから数日後、アパートの母の部屋のドアーの前にシンプルな祭壇が設けられれていました。これはこのアパートの習わしのようで、葬儀に参列出来ないご高齢の方のために自治会が設置されているようです。

母の祭壇

毎日たくさんのご近所の方々がドアー前の祭壇にお見えになり、お花、おいなりさん、煮物、お菓子が供えられ・・・母を懐かしみ、偲んでくださいました。

「お母さんはクリスチャンだから、お線香はダメよね?」 と、尋ねられましたが、僕は「いえ、どうぞ・・・」と、言ってご自由にして頂きました。

母は良き力に守られ、慰められ、このアパートで暮らす高齢の人々と世の悩みをともに分かちあい、楽しい素敵な日々を過ごせた事を確信しました。

晩年の母が暮らした東京都足立区の高齢者が多く住むこのアパートには「孤独の格差」は存在しなかった事を知り、平安な気持ちになりました。

ハレルヤ!

NCM2隊長



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