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終戦70周年と父の懺悔

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先週、終戦70周年を迎えました。

戦勝記念はあっても戦後がないアメリカ合衆国での生活が長くなってしまった私にとって「戦後が70年も続いている」そして平和を維持している日本がとても素敵に思えます。

毎年この頃になると、太平洋戦争中に軍曹として出兵していた父の言葉を思い出します。

当ブログでは父の事があまり出てきませんが、実は私は父が大好きな「お父さん子」でした。

小さい頃は父に良く似ていたようで、ご近所の皆さんに『Tさんの娘さんでしょ。良く似ているわね!』と言われたものでした。幼い私はいつも父のあとを子犬のようにつきまとっていたので、そんな娘が可愛くて何処にでも連れて行ってくれました。

まるで映画のシーンのように、父の足の上に乗る小さな娘にダンスを教えてくれたり、暑い夏の避暑にと、オートバイの後ろに乗せられて近所の箱根山に涼みに行ったり・・

趣味の畑仕事で父が丹精込めて作った枝豆を全部抜かせて貰ったり、私が作ったインスタントラーメンを美味しい、美味しいと食べてくれたりと優しい父の思い出は尽きる事がありません。

そんな父が53歳の若さで癌を患い亡くなってしまった時の悲しみは、今でもはっきりと覚えていて胸が痛くなります。

そして、父が病床で私に話してくれた話を思い出しました。

戦争中、軍曹だった父は自分の隊の部下が聖書を読んでいるのを見つけて「国賊者!」と言って思いっきり殴ったと言うのです。後でその部下に『T軍曹に殴られた事を忘れられません』と言われたよ。と私に話してくれました。

なんで、今頃そんな事思い出すんだろうと思いましたが、それは、なんと言うか、父の懺悔を聞いているようで、なんとも厳粛な時だったように思われてなりません。

聖書を読んでいる部下を殴った者の娘が、後にアメリカでクリスチャンとなり毎日聖書を読んでいる・・

人生と言うのはその人ひとりで終わるのではなく、時間を超えて、神様の祝福は誰にでも必ずあるのだという事を感ぜずにはおれません。私の父の兄弟にクリスチャンになった家族が何人もいるのも、ただただ神様の恵みと慈しみ以外にありません。

慈しみ深き友なるイエスは、罪咎憂いを取り去りたもう・・

この慰めの賛美で父を偲びながら、今日も歌い続けます。

マダム(a.k.a. 松尾ユリ)


【試聴】いつくしみふかき – 歌:松尾ユリ
Yuri Matsuo: Vocal | Michiko Hill:Piano & Alto | Yoshio J. Maki: Tenor


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NCM2 CHOIRのメンバー、松尾由利のソロアルバム ‘tribute to MIYAKO | Yuri Matsuo and Friends’

tribute to MIYAKO Yuri Matsuo and Friends
iTunes | Amazon.co.jp/
発売元:MMP 規格番号:MP-10212
© NCM2 DBA Maki Music Production, Inc.


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