乳と蜜の流れる地 

2018/06/10命の水の泉から

今年の結婚記念日は日曜日にあたった。

表だってお祝いはしないけれど、ちょうど日曜日のことだし、ここまで導いてくれた神様に感謝を言おうと、礼拝後席を立った。というのは40周年記念だからだ。

40年前、人間の力だけを信じて韓国籍の夫と私は周囲の反対を押し切って結婚した。まず、若気のいたりで無我夢中というのだろう。自分の意思を通し、韓国籍ゆえに日本社会で受け入れられなかった夫と日本を出奔、いろいろなことを経て、人間の力ではない、その背後にある大いなる神様の恵みと導きに気づかされた。

今になると、これが主のご計画であったことがわかる。夫と結婚して、アメリカに来たがゆえに二人ともクリスチャンになれたことを思うと、感謝は尽きない。ほかのことはどうでもよい、神様に救われたことだけがすばらしいことだと思うと感謝を述べていると、スクリーンに私たち二人の若いころの写真が次々と映し出された。

誰にも今日、結婚記念日だということは伝えてはいなかったのに、どうして?現在に到るまでの写真が次々と出て牧師から娘と息子の計画であったことを知らされた。同席できなかった娘と息子の配慮だ。

牧師夫人から花束が贈呈され、牧師から再度誓いの言葉をしましょうと、生涯二人が死に到るまで忠誠を誓うかときかれた。愛する教友の前で、二人とも「はい」と答えることができた。

思えば私たちは教会で結婚式をし、神の前で誓ったが、その時にはふたりともクリスチャンではなかった。クリスチャンになってからクリスチャン同士の結婚式に列席するたびにうらやましく思っていた。

結婚50周年記念の時には、再度、クリスチャンとして神の前で誓いたいといつも思っていた。その念願が10年早くかなったわけだ。

「50年もつかどうかわからないから、40年の時に皆お祝いをするんですって」

「それってどちらかが召されてしまうということ?」

娘からのサプライズのおいしいケーキをほおばりながら、教会の友人が好き勝手なことをしゃべる。

「みなさんご存知のように、聖書では40年は荒野です。その40年が終わっていよいよ、お二人は、乳と蜜の流れる約束の地に入られました」

我が教会の島田先生からの言葉。たしかに荒野の40年だったかもしれない。でも振り返るとクリスチャンになってからは、いつも乳と蜜の流れる地に住まわせてもらっていたと思う。主の御名はほむべきかな。

あと10年もつかな。

竹下弘美


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2018/06/10命の水の泉から

Posted by NCM2 CHOIR