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命の重さ21グラム・・

命の重さが21グラムだという話を聞いたのは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が2003年に製作されたアメリカ映画 「21グラム」という映画を見た時でした。それまでは、命に重さがあるなどとは考えたことなどありませんでした。

1907年に、米・マサチューセッツ州の医師であったダンカン・マクドゥーガル博士は、末期患者の死後の体重を測り、人の命は、4分の3オンス(約21グラム)だと学術誌で発表したそうです。そうしたら、米紙「The New York Times」がマクドゥーガル博士のこの研究を、大々的に取上げて、広く世に知られるところとなったのだそうです。

人の「命」について書かれた、最古の文献は旧約聖書

人の「命」について書かれた、最古の文献は旧約聖書で、その創世記の2章7節には、人がどのように造られたかということが書かれています。「神さまは、土のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれ、人は生きるものとなった。」と書かれています。神さまが造られた人の鼻に“神さまの息”を吹き込むと、人は生きるものとなった、というのです。

昔は、生まれた子供をさかさにしてお尻を叩くと、その子は、オギャーと鳴きながら息をし始めるというように聞きました。つまり、(お尻を叩かれた瞬間に)神さまの息を受け、自分で息をし始めるというわけです。

旧約聖書は、ヘブル語で書かれていて、この“神さまの息”という言葉は、「ネシャーマ」という特別な言葉が使われていますが、そのヘブル語がギリシャ語に訳された時、「プシケー」というギリシャ語が用いられました。

ギリシャ語には、「命」という言葉が2種類あって「プシケー(または、プシュケー)」と「ゾーエ」という言葉があります。即ち、“肉体的な命”が「プシケー」で、“霊的な命”が「ゾーエ」であります。

マクドゥーガル博士の研究で面白いのは、どのように命の重さを測ったのかであります。死後の遺体は、時間が経つにつれて、乾燥していくため軽くなるのですが、博士は死後に失われる体液やガスも考慮に入れて入念に計算し、人間の“魂の重さ”は4分の3オンス、つまり“21グラム”であると結論づけたというのです。

つまり、死後の肉体的退化による重量の減少を考慮して、「命」の重さを測っているということです。その結果、男女の違い、体形の違いなど関係なく、「命の重さ」は、21グラムだと結論したというのです。そのように計算された命は、神の息(ネシャーマ)によってもたらされたのであります。

ヘブル語で「ネシャーマ」と書かれた「神の息」=「命」が「プシケー」と訳された理由

ヘブル語で「ネシャーマ」と書かれた「神の息」=「命」が「プシケー」と訳された理由は、人が生きるようになった。肉体的な命がはじまったということが強調されたのだと言えます。ここで、注意したいのは、神さまが息を吹き込まれた時、霊的な命「ゾーエ」も吹き込まれているということです。

肉体的な命が始まり、その中で、霊的な命は次第に育まれていく。それが人の成長過程であります。人は、生まれ、成長し、老化して、「死」を迎えるのです。それが、人の一生であります。

ヨハネによる福音書6章の63節に「命を与えるのは“霊”である。肉は何の役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命(ゾーエ)である。」という言葉がありますが、これは、死後につづく命(ゾーエ)のことを言っているのです。えっ、死後に命があるの、と思う方がいるでしょうか。

私たちの親しい友人に「それが信じられない」という方がいます。私たちの命、21グラムの命は、身体を離れてどこに行ってしまったのでしょうか。聖書には、「神さまを信じるなら、救い主イエスを信じるなら、誰にでも、無償で<永遠の命(ゾーエ)>が与えられる」と書いています。<永遠の命>か、<永遠の滅び>かです。

肉的な命(プシケー)は、死とともに消滅しますが、霊的な命は消滅しないというのです。だから、ただただ、毎日肉体的に生きながらえることばかり考えるのではなく、<永遠のいのち>につながる霊的な命(ゾーエ)を忘れないようにしたいと思います。

ロバート・イー


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  1. 永遠の命 感謝です 主に在りて

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